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FIDESレター

謹賀新年 新たな時代への挑戦 -FIDESレター【2025年1月号】

FIDESレター 2025年1月号

謹賀新年 新たな時代への挑戦

謹賀新年 新たな時代への挑戦

謹んで新年のご挨拶を申し上げます。旧年中は皆様からの温かいご支援を賜り、心より感謝申し上げます。本年も社員一同、皆様のご期待に応えるべく努力してまいります。

昨年より、『経営の原点』の裏側をお話ししてきましたが、今回は経営改革における並木会長の強い牽引力を物語るエピソードをご紹介いたします。

1997年、社員一同はアメリカ視察から帰国し、「アメリカ的経営」の実現に向けて新たな一歩を踏み出しました。その改革の柱のひとつが、国際規格ISO9001の認証取得でした。期待と不安が入り混じる中、並木会長の「何が何でもやるんだ」という強い信念に支えられ、全社員が一丸となって進んでいきました。昼間は通常業務をこなし、夜になると改革プロジェクトの会議や作業が始まる日々。深夜まで議論を重ね、時には休日出勤をすることもありました。バブル崩壊によって売上が17億円となり、創業来初めての赤字になるかという危機的状況の中でも、2005年までに売上を倍増させる!と、高い目標を立て、「ピンチはチャンス、苦難を乗り越えることで良い会社になれる」と、並木会長は社員を鼓舞し続けました。

現場監督の業務は、『社長の代理人』であり、個人の技量に委ねられています。私が新入社員の頃は、マニュアルもなく右も左もわからない中、先輩から自分で勉強しろとばかりに技術の仕様書や規程書を渡されました。施工図作成も見様見真似でやるしかないのです。また、予算や購買の承認に押印を8回繰り返すなど、わが社の業務プロセスにおけるもどかしさもありました。まずは責任と権限を明確にするために、三文判による形骸化した承認を廃止し、サインへと移行するという身近なところから始めました。日付も元号から西暦表記へと統一し、プロセスを明確にするためにISOを活用したのです。  我々にとってISOは、まったく未知の挑戦でしたので、不安感に加え、わくわく感もありました。並木会長自らが先頭に立ち、わずか10ヶ月という短期間で、千葉県建設業界で最初のISO9001認証取得を成し遂げました。認証取得後は、品質記録の保存や内部監査など、当初は社員全員が戸惑い、今までとは違う、型にはめられた品質管理に僻僻としてしまうなど、社内にISOのアレルギーが蔓延していたのも事実です。

しかし、風向きが変わりました。2000年、ISOの要求事項が『ねばならぬ』から、『顧客志向』へとシフトしました。お客様の声に真摯に耳を傾け、親切丁寧な顧客対応、安全確保、工期厳守、そして、緊急時24時間365日対応という、創業以来のわが社の基本方針と、ISOへの要求事項とが合致したのです。並木会長は「やっと世の中が我社の方針に追いついてきた」と、満足そうな笑みを浮かべていました。

今あらためて同じ社長の立場に立って思い返すと、利益確保もさることながら、先駆者のいない中で改革を推進することの困難さに、改めて背筋が伸びる思いです。並木会長が創業者の魂を明確にした『信頼・改革・人間尊重』の『経営理念』は、我々の根幹に脈々と生き続けています。今後のフィデスは、どのような場面に直面しても、創意工夫で顧客の期待を上回るサービスを提供する【わくわく創造Company】を目指しながら、新たな時代への挑戦を続けてまいります。

本年も変わらぬご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

2025年1月
フィデス株式会社
社長 細矢充
社員一同

2025年もフィデス株式会社をよろしくお願いいたします 営業品目

建築リニューアル工事

私たちは、お客様のお困りごとに対するワンストップサービスをご提供するとともに、お客様に長く安心して設備を利用していただくためのお手伝いを致します。

地震の二次災害を防止!感振ブレーカーと保安灯

2024年1月に石川県能登半島を襲った大地震から1年が経ちました。この震災を通じて、私たちは自然災害の脅威を改めて痛感するとともに、地震に対する安全対策の重要性も大きな教訓として心に残りました。大地震の発生後には火災や停電といった二次災害のリスクが高まるため、今一度、地震への対策を見直して、備えを万全に整えておきましょう。

地震の二次災害を防止!感振ブレーカーと保安灯
感振ブレーカーと保安灯

地震の二次災害対策として有効なのが感震ブレーカーです。感震ブレーカーは、地震が発生したときに設定値以上の揺れを感知した際、ブレーカーやコンセントなどの電気を自動的に止める器具です。地震が発生した際に不在であったり、ブレーカーを切って避難する余裕がない場合でも、電気火災を防止することができます。

分電盤タイプの感震ブレーカーなどのように、地震発生時にすべての電気を遮断するものについては、医療機器などへの影響が考えられるため、設置には充分な注意が必要です。また、夜間に地震が発生した場合、感震ブレーカーが作動して照明が消えることにより、スムーズに避難することが難しくなるおそれがあるため、停電時に自動で点灯する保安灯などの設置をおすすめします。

明るさセンサ付ハンディホーム保安灯

普段は足元を照らすナイトライトに、停電時には自動点灯し、取り外して懐中電灯にもなる『コスモシリーズワイド21/明るさセンサ付ハンディホーム保安灯』(パナソニック社製)

フリートーク・コラム「デジタル化とAI、そして施工管理」

Fides Freetalk Formation

新年あけましておめでとうございます。二〇二五年がみなさんにとって楽しく、実りある一年になりますよう、心よりお祈り申し上げます。今回は、建設業界におけるデジタル化とAI(人工知能)が、どのように現場を変えていくのかをお話します。


従来、現場では図面や書類ファイルなど紙の資料を持ち運んでいましたが、よく使われるA1サイズ(A4サイズの八倍)の製本された図面は広げにくく、かつ重量があるので扱いが大変です。また、施工管理における書類の数は膨大であり、目的の書類を探し出すことも楽ではありませんでした。ところが最近はデジタルの力を借りて、これらの資料をタブレットにデータとしてまとめることができるようになりました。現場でタブレットを使えば、必要な資料をすぐに検索して確認できます。さらに、同じ現場で働く人達が最新の情報を共有できるので、作業がスムーズになります。紙を使わなくなることでコストも削減できますし、環境にも優しい。まさに一石三鳥です。


また、現場の写真撮影も施工管理業務には欠かせません。これまでは、施工の合間に黒板(工事件名や作業内容が書かれたもの)を持って作業場所へ行き、デジカメで撮影して、黒板の内容を書き直してまたデジカメで撮影して…を繰り返し、そして事務所に戻ってからPCを開き、撮影した写真のデータ整理をして、写真の文字情報を追加して…と、地味に時間のかかる作業でした。この作業がデジタル化すると、タブレット一つで写真を撮影し、その場で必要な情報を入力。撮影データは自動で整理されます。これにより、写真整理にかかる時間が大幅に短縮され、他の重要な作業に集中できるようになりました。


さらに、AIも施工管理を大きく変えようとしています。危険予知活動のサポートや、施工のスケジュールを自動で計画してくれるなど、施工管理業務の飛躍的な効率化が期待されています。AIが提供するデータや予測をうまく活用すれば、仕事の効率や安全性がぐっと高まります。これからの施工管理は、人とAIが一緒に働いて、お互いの良さを引き出す時代になっていくでしょう。


二〇二五年、デジタル技術はさらに進化し、建設現場での活用がますます広がると言われています。私たちがこうした新しい技術と協力関係を築くことで、より安全で効率的な現場を実現していくことでしょう。進化する技術がどのように仕事や社会を変えていくのか、これからも要注目です。

 

今月の担当は…

電気施工管理Aチーム
マネージャー
赤羽 紀行

電気施工管理Aチーム マネージャー 赤羽 紀行

それってドーシテ?「年賀状」のドーシテ?

「年賀状」のドーシテ?

今年のトレンドを大予想!チューモク!WORLD2025

今年のトレンドを大予想!チューモク!WORLD2025

ローカル5G

ローカル5Gは、特定の企業や自治体などが、自ら専用の5Gネットワークを構築して運用できる仕組みです。携帯キャリアが提供する広域の5Gとは異なり、限定されたエリアで利用されるので、高速・低遅延・多接続が実現可能です。この特徴を活かし、工場の自動化や遠隔医療、災害対策、スマート農業などに活用されています。自分たちの目的に特化した通信環境を構築できるため、柔軟な運用と高度なセキュリティが実現可能です。これにより地域産業の活性化や効率化が期待されています。

ローカル5G

総務省は2019年12月、様々な主体が5Gを自ら構築できるように、ローカル5G制度を開始しました。ローカル5G用の周波数が確保され、免許申請をすることで、ローカル5Gを構築することができます。

レトロフューチャー

レトロフューチャー

レトロフューチャーのサブジャンルとしては、スチームパンクやサイバーパンク、レイガン・ゴシックなどが挙げられます。

レトロフューチャーとは、昔の人々が想像した「未来」をテーマにしたデザインやスタイルです。近未来やSFを彷彿とさせる世界観が、令和の現代に再び流行の兆しを見せています。音楽業界においても1970年代後半から1980年代にかけ日本で制作されて流行した「シティ・ポップ」が若者の間で人気になっていることもあり、今後もレトロブームが続いていくと予想されています。

設備DEQ
編集後記
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