電気工事・空調工事を中心にあらゆる設備工事を
安心とともに提供する、フィデス株式会社(千葉県)

FIDESレター

年度末を迎えました。今回は優良建設工事表彰受賞の他、近年進化を遂げる高性能トイレの特集です。-FIDESレター【2020年3月号】

FIDESレター 2020年3月号

千葉県優良建設工事を受賞しました!

平成30年度に完成した千葉県発注の建設工事の中から、特に優良と認められた工事が選ばれる『千葉県優良建設工事』の表彰式が2020年2月10日、千葉県庁にて行われました。弊社は、優良建設工事の対象として、『平成29年度幕張メッセ施設整備電気設備工事(中央監視設備更新)』が表彰されました。このような大変名誉ある受賞を励みに、今後も信頼を得る誠実な施工に努め、より良い街づくりに貢献していきたい所存でございます。今後ともフィデス株式会社を宜しくお願い申し上げます。

節約効果が期待される節水力

1990年代以前に設置されたトイレは、大1回で13~20リットルの水を使用していますが、最近は各メーカーが節水に力を入れており、4~6リットルと約半分以下の節水ができるようになりました。洗浄水量は少なくなっていますが、少ない水量でも強力な洗浄が可能になっています。

掃除の手間を大幅に軽減

便座や便蓋を簡単に取り外すことができたり、便座本体をスライドさせる機能によって、今まで分解しないと掃除ができなった場所も掃除できるようになり、臭いのもとを解消することが簡単にできるようになりました。

衛生面に特化したオート機能

各メーカーともに目立っているのがオート機能です。便座に近づくと自動で便蓋が開き、座ると脱臭や汚れが付着しないよう水を便器にかけます。そしてトイレ使用後は便器から経つと自動的に水が流れて便蓋が閉まるといった一連の動作を自動で行ってくれる機種も発売されています。そのため、一度も手を触れずに用を足すことができるのです。ノロウイルスなどは便器が感染源になることもありますので、本当に必要最低限しか触れなくて良いという点で、安心して使用することができます。

フリートーク・コラム「工事と地球温暖化」

Fides Freetalk Formation

大網サテライトの花﨑(はなざき)です。今回でコラムは三度目の掲載となります。

今、各学校施設において、全国的に空調設備工事が行われています。自分が学生の時には、学校内に空調機は保健室や職員室くらいしかありませんでした。しかし、自分が携わっている某学校における工事では、教室はもちろん、特別教室や給食室にまで空調機を設置するように設計されています。そんなに必要あるかな?と思いましたが、最近の夏の異常な暑さを考えれば、学業に集中する為には必要不可欠かもしれません。

考えてみれば、昔は熱中症という言葉はなく、(日射病という言葉はありましたが)夏の暑い日は扇風機一台で乗り切れましたし、冬は屋根からつららが降りて、庭には霜柱が出来て、それをザクザクと踏んで遊んでいた記憶があります。しかし最近では、どちらもあまり見ることがなくなりました。これは、身近に感じられる地球温暖化なのではないでしょうか?

ここ百年間において、気温が地球平均で0・6℃上がったと報告されており、今のままでは百年後には温度が1・4~5・8℃も上がると予想されています。地球の気温が上がると、南極の氷や氷河が融けだし、海水が増えます。この海水面が上昇していくと、海岸線に位置する都市や町などが水没してしまうかもしれないというのです。衛星写真などで見た海岸の砂浜が前より小さく感じるのは、もしかするとそのせいかもしれません。また、近年では異常気象が多く、豪雨や暴風雨、水害も増え、農作物が今までと同じように育たなくなっています。昨年は弊社がある千葉県でも、台風や豪雨の多大なる被害に遭っており、自然の恐ろしさを身を以て体験することとなりました。

地球温暖化を食い止めるためには、生活環境や仕事への取り組み方も考え、変えていかなければなりません。エコバックの利用、電気の無駄使いをなくす、少しの距離移動を車ではなく徒歩、ごみを分別しリサイクル、この様に毎日小さなことから少しずつでも、今出来ることを進めていきたいと思いました。

今月の担当は…

大網サテライトチームリーダー 花﨑 茂雄

それってドーシテ?「カロリー表記のドーシテ?」

代表取締役社長 細矢 充

フィデス社長コラム「建設業人財ドライブ」

弊社では、毎週水曜日の8時半から、2階の多目的室で『FIDES Cafe』がOPENしている。ここではだれでも気軽に参加して、珈琲を飲みながらFree Talkingを楽しむ。お喋りの中身は時事ネタでも、仕事ネタでも、個人ネタでもなんでもあり、目下のテーマは会長が加入している千葉ロータリークラブが取り組む『フードドライブ』である。ご存知だろうか、日本の食料自給率はわずか4割、残りの6割は輸入品である。にもかかわらず、毎日1人あたりお茶碗1杯分(約136グラム)の食品や食材が『フードロス』として捨てられている惨憺たる現実がある。

『飽食の時代』と呼ばれて久しいが、様々な事情からバランスの取れた食事を口にできない、栄養失調の子供たちが沢山いるという事実を知らされ、大きな衝撃を受けた。そんな子供たちに食事を提供する『子ども食堂』に、どこの家庭にもあるだろう日の目を見ない食材を提供しようという活動に賛同し、我々に何が出来るのだろうかと、FIDES Cafeの話題に上ったのだ。わが社ではBCP(事業継承計画)で万が一の備えとして、帰宅困難者や近隣住民の皆様の避難所のために非常食を備蓄している。賞味期限が近付くと社員で頂いていたが、今後は消費期限の6ヶ月前にフードドライブに支援することにした。また、日頃皆様から頂いている贈答品やお土産などの中からも、該当する食品やソフトドリンク、缶詰などを、この活動に提供させて頂く事にした。何卒ご理解を頂きたい。弊社の社員も、各々家庭から食品を持ち寄って支援を始めている。

『MOTTAINAI』現状は食品に限ったことではない。我々建設業界の資材についても同様のことが言える。工期が迫り、突貫工事になると、資材の管理がずさんとなり、頼んだはずの資材が見当たらず、慌てて追加注文することも珍しくない。すると、竣工した後、余った山積みの材料の中に、袋も開けない資材がままあるのだ。まさに資材ロスである。使いまわしが出来る資材は良いのだが、滅多に使わない資材や、ロット単位で販売される資材もあり、結局使えず、無駄に捨てられてしまうのだ。しかも、資材ロスだけではなく、資材を探している時間をロスし、生産性にも大きく影響することになる。現在、建設業界が抱える大きな課題は人手不足なのに、こんなロスタイムはもったいない。

我々設備業界においては、空調機の更新工事や停電作業、点検作業は、お客様の都合により休日や夜間に行われることが少なくない。これは、この業界の宿命であり、お客様のタイミングに合わせて作業をすることは当然のことである。しかし、その一方で、働き方改革が進み、休日や深夜の作業では、技術者の確保はことさら苦心するし、繁忙期には作業者の取り合いになるのだ。フィデスでは、社内外の供給体制を最適に組み合わせ、技術者をはじめとする人財を適材適所に配置して、より効率の良い仕事を目指しているが、それでも業界特有の無駄をフィデスだけで解消することは、極めて困難である。

技術者や技能者などの人財を無駄なく活用できるよう、日本全国の建設工事と繁忙のピークを集積してビッグデータ化し、小規模工事は隙間時間に組み込んだり、資材の調達時期の調整を行うこと等によって、施工時期や業務量の平準化を図れたら、また、協力会社を含む同業企業間の連携と、顧客への早期発注の促進、工事猶予期間の設定などの提案や努力、そして工夫により、『建設業人財ドライブ』という新たなシステムができないものだろうか、と、この『フードドライブ』について話し合っているときに、ふと閃いた。実現には種々の問題が立ちはだかっているが、決して不可能ではないと考える。

さあ、大分遅れを取った建設業も、知恵の絞り時が来ているようだ。

hosoya
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