FIDESレター 2018年2月号
冬場の乾燥対策
エアコンの暖房による乾燥
知っているようで知らない『湿度』の仕組み
乾燥と湿度は、密接な関係にあります。一般的に天気予報などで使用されている『湿度』とは、『相対湿度』のことであり、これは『空気中にどれだけ水蒸気が含まれているか』という指標です。また、空気中の水蒸気の量は『気温が高いとたくさん水蒸気を含むことができる』という性質があります。
例えば気温20℃でコップ1杯の水蒸気を含んだ状態を湿度50%とします。つまり20℃の空気には、コップ2杯分の水蒸気を含められる(これを『飽和水蒸気量』といいます)が、実際にはコップ1杯分しか含まれていないので湿度は50%ということになります。(下記②)
しかし、同じコップ1杯の水蒸気を含んだ空気でも、気温が30℃になると湿度は下がります。つまり気温が30℃になると、飽和水蒸気量が増え、仮にコップ3杯分に増えたとすると、気温20℃と同じコップ1杯の水蒸気が空気に含まれているにもかかわらず、湿度は33%まで下がってしまうのです。(下記①)
逆に気温が下がると、飽和水蒸気量は少なくなります。仮に10℃の飽和水蒸気量がコップ1杯とすると、20℃と同じコップ1杯の水蒸気が含まれた同じ空気でも、温度が下がったというだけで湿度100%になってしまう、ということです。(下記③)
これらの空気はいずれもコップ1杯の水を含んだものですが、気温10℃では湿度100%に、20℃では50%に、30℃では33%になるのです。これが相対湿度の仕組みです。
エアコンの暖房で乾燥するのはなぜ?
エアコンの暖房機能で室内が乾燥するのは、室内の空気に含まれる水分が減ってしまうから…ということではありません。加湿機能がないエアコン暖房は、空気を直接暖めることで部屋全体の温度を上げるので、水蒸気は発生しません。つまり空気中の水分は増えずに、温度だけが上昇するため、前述したように湿度(相対湿度)が低下して乾燥を引き起こしてしまうのです。そのため、乾燥を改善するには、空気中の水分量を増やす必要があります。対して石油やガスファンヒーターの場合、長時間使うと多くの水蒸気を発するので、エアコンに比べると乾燥のしやすさは緩やかですが、もともと湿度が低い日の運転直後は乾燥傾向にあるので、こちらも空気中の水分量を増やす事が望ましいのです。
フリートーク・コラム「緊張感!達成感!」
Fides Freetalk Formation
東京サテライトチームに所属しています、赤羽です。
一九九二年四月に入社し、お客様、協力会社様と良いお付き合いをさせて頂き、あっという間に25年という月日が経ちました。
二〇一四年四月、亀戸の東京支店開設を機に、私は支店のメンバーとして、新規開拓訪問などの営業活動を行う事になりました。ですが、当時は私同様、営業未経験者4人でのスタートでした。訪問活動をしていたにも関わらず、問い合わせも依頼も全く無いので、焦りと不安に襲われたこともありました。けれども、今ではお取引して下さるお客様が徐々に増え、何とか軌道に乗ることが出来たと思います。
現在では、現場数が増えてきたこともあり、各所の工事現場を担当しております。現場は生物であり、日々環境が変化し、スケジュールや施工方法などが変更されるということは、よくある事です。その時の状況に応じて、時には慎重に、そして時には大胆に最良を選ばなければならない事もあります。また、最近は改修工事が多く、お客様の要求も多種多様で、無理難題も多くあります。それらをどうやって納めるか?悩んで、考えて、そしてうまく納めていく…。現場管理技術者は、とてもやりがいがあります。
以前、某病院の受変電設備入替工事に携わった時、新設のキュービクルを電気室の出入口から搬入する際、扉の幅が狭く、キュービクルを電気室に入れられない、といった事態が起こりました。悩んで悩んで考え抜いた結果、キュービクルの中身を抜き、横倒しにして搬入、といった工夫をして、苦労の末、やっと電気室内に新設キュービクルを設置することができました。
そして無事に受電をして一段落したのも束の間、今度は、病院内に張り巡っているすべての幹線を更新する工事です。これは、各病棟の幹線を新設キュービクルから切替える停電作業となるので、患者様のいる部屋や医療機器の電源を切る必要があります。院内はいろいろな医療機器が使われているので、綿密に調査し、ブレーカーを切る順序をしっかり考え、段取りをしていきました。それでも、いざブレーカーを切る際はとても緊張し、「本当にこれで大丈夫か?」と、何度も躊躇するほどでした。一歩間違えば、人命にかかわる事もあるのです。これほど毎日毎日、神経を使う作業は無いなと思いました。そして、皆様の協力を得て、この工事は無事竣工を迎えることが出来ました。
正直、これほどの緊張感・達成感を得た工事現場はありませんでした。その後、他の工事で電気を受電する際も、ある程度の達成感はもちろんありますが、この病院を超えるものはまだ経験していません。この時に感じたような緊張感・達成感にまた出会えるように、これからも、いろいろな分野で、常に全力で挑戦していきたいです。
お客様第一・安全第一で、お客様にご満足して頂ける施工・品質を心掛け、精進して参りますので、今後とも宜しくお願い致します。
今月の担当は…
東京サテライト チームリーダー 赤羽紀行
それってドーシテ?「ACアダプターのドーシテ?」
代表取締役社長 細矢 充
フィデス社長コラム「~2018年の抱負~目指すは”Teppen”」
「九十九里トライアスロンに出場するぞ!」
全社員の前で、昨年の年頭にこう宣誓しちゃったので、なんとしても成功させる、これが大きな原動力となり、トライアスロンは見事に完走することができました。振り返ってみたら3チームも参加して、フィデスの大応援団が固唾を呑んで見守る中、出場者全員が感動のゴール!新たな一体感が芽生え、私にとってもフィデスにとっても何ものにも代えがたい大きな価値になりました。
そして年が改まり、恒例の『未来を語るフューチャーミーティング』で2018年は幕開けし、そのテーマは、~2018年の抱負~ 『ワークライフバランスを進め、私は○○に挑戦する!』になりました。
まず私は、開会の挨拶で“夢や目標”を達成する3つの秘訣について話しました。
一つ目は『人の真似をする』 …いちばんの近道は、うまくできた人の真似をすること。
二つ目は『プライドを捨てる』…良いものは良いと認め、素直にアドバイスを受け入られる柔軟性を持つこと。
三つ目は『大風呂敷を広げる』…人前で宣言して生き証人を作り、自身で退路を断つこと、と伝えました。
発表する前に自分の夢や抱負に対する意志を再確認します。5~6人でチームを編成し、各々が年末年始に考えてきた“今年の夢・抱負”について語り合います。職務、立場、年齢、性別関係なく、フィデス特有のコーチングで“夢”を共感していきます。語り合ったチームの仲間は、夢の実現に向けて厳しい監視人でもあり、応援団ともなるはずです。和気藹々と抱負や夢を語っているうちに段々とヒートアップ、60人の熱気に飲み込まれ、酸素濃度計で測ったら室内は本当に軽い酸欠状態となっていました。
さて、いよいよ2018年の抱負の発表です。一瞬、会場はピーンと張り詰めた空気に包まれました。我々経営陣も例外ではありません。抱負を発表するとなると相当の勇気が必要となり、全身に要らぬ力が入って心臓がバクバクしてきました。でもそう感じたのは私だけなのか、社員はかなりパワーアップして態度も堂々としています。
正統派は『資格取得にチャレンジ』、『趣味で社員間との交流を深めたい』、健康志向派は『筋トレで減量』、『毎日歩く』、アットホーム派は『家族旅行』、『家族との食事』、リベンジ派は『九十九里トライアスロン(99T)出場!』、『今年も婚活するぞ!』など次々と発表していきます。中には『自力で家を建てる』、『100mのバンジージャンプ!したい』というビックリ派もいました。ユニークな驚きの宣言は頼もしく、又、羨ましさを感じながら社員皆さんの宣言に聞き入っていました。
そして遂に私の番。『2匹目のドジョウ』を狙って、という訳ではないけれど、応援団じゃなくて全員参加、主役となって同じ目的を達成したいと思ったのです。でもトライアスロンに全社員参加、と言うわけにはいきません。昨年、ある機会に2000m級の“山頂”に立ったんです。凄い開放感と絶景、さわやかな風に心を奪われました。そうだ、これだ!山登り、ううん、これはいいぞ!どうせ目指すなら日本一の富士山、でもいきなりでは、先ずは千葉県№1の“天辺”を目指してみようと。
「今年の私の大風呂敷、千葉県最高峰の山頂で全社員登頂記念写真を撮る、今日からエレベータやエスカレータには乗らない、足腰を鍛えます。みなさんも準備してください。一緒に登ろう」と、宣言したのです。
ところで千葉県で一番高い山、ご存知ですか?そうです、『愛宕山(あたごやま)』です。千葉県内には『愛宕山』と呼ばれる山が10岳も存在するんですが、目指すは『嶺岡愛宕山』です。知名度は低いのですが、標高408.2mで千葉県の最高峰ですから、その天辺“Teppen”で全社員揃って記念写真を撮りたいのです。験担ぎみたいですが、全社員が力を合わせてお客様満足度、社員満足度千葉県№1の総合設備会社を目指しているので、その“Teppen”の眺望はさぞかし素晴らしいだろう、って夢にもみます。
調べたら愛宕山の山頂は自衛隊の敷地内なので、登頂するには申し込みが必要です、と、早々に日程を確認されたり、靴はどうするのか、夏は暑いのでは、とか、社内はこの話題に早速盛り上がって来ました。決行日は99Tが終わった秋、紅葉も見ごろの良い時期を選び、愛宕山登山に挑戦します。社員の健康を増進し、ストレスの解消を図り、そして価値観を共有して結果的にお客様に千葉県№1のサービスをご提供します。
当然、その次のターゲットは日本一の富士山です。そして、その次は全社員でアルプスの“Teppen”目指し、2020年VISION『トランス30!』を実現させるんです。何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。
さあ、愛宕山登山が大変楽しみになってきました。皆さんもご一緒にいかがですか?