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FIDESレター

普段私達の生活に欠かせないエネルギーである電気ですが、火災が起きやすい季節である今、電気や電気製品の安全な取扱いの知識を深めましょう。-FIDESレター【2019年12月号】

FIDESレター 2019年12月号

正しく使って安全に!電気火災

沖縄・首里城の火事、岐阜・白川郷での火事における出火原因として、電気配線のトラブルが指摘されています。普段私たちの生活に欠かせないエネルギーである電気ですが、火災が起きやすい季節である今、電気や電気製品の安全な取扱いの知識を深めましょう。

電気火災は増加傾向に

消防庁の統計によると、平成30年中、全国で18,119件の火災(不明・調査中のものは除く)が発生しており、そのうち電気設備機器などによる火災(以下『電気火災』)は3,750件で、全火災件数のおよそ20%を占めています。過去6年の推移をみると、火災全体の件数は減少傾向であることに反して、電気火災は増加傾向にあります。

身近に潜む電気火災の脅威

配線器具を点検しましょう!

配線器具は寿命になると器具から発熱し、最悪の場合、器具が焼損し、火災になる危険があります。また、照明スイッチやコンセントなどに物理的な負荷がかかると器具が劣化しやすくなり、寿命が短くなってしまいます。日常から定期的に点検をするなどをして、火災の発生を防ぎましょう。

設置から10年経ったら取替えましょう!

住宅用火災警報器の設置義務化から10年以上経過しています

消防法の改正により、火災の発生を音で知らせる住宅用火災警報器の設置が義務化されてから10年以上経ちました。(東京都では平成16年10月1日、それ以外の地域では平成18年6月1日に、新築住宅での取り付けが義務付けられました)交換しないまま放置すると、内部の電池切れや電子部品の寿命などで火災を感知しなくなる恐れがあります。火災時の逃げ遅れに繋がりかねないので、まずは定期的な作動確認を行ない、作動しなかった場合は機器本体または電池の交換をしましょう。

建物の要、分電盤の点検も忘れずに!

分電盤を長期間使用して古くなっていたり、ご使用環境により各ブレーカが正常に動作しない場合は、分電盤の取り替えが必要になります。盤の中にある漏電ブレーカは製造後15年が交換の目安です。15年以上経過した分電盤を所有している方は、ブレーカの動作確認などの点検をおすすめ致します。

フリートーク・コラム「ONE TEAM」

Fides Freetalk Formation

ラグビーワールドカップで日本が初めてベスト8入りを果たしました。何度倒されても起き上がり、チーム全員でトライを目指す。そして、試合が終われば『ノーサイド』でお互いを称えあう姿は、ラグビーをよく知らない人たちにも感動を与えました。団体競技には、試合に勝つというチーム全体の共通目標があり、その目標が選手同士の固い結束を生み出します。とある研修で講師の方に「自分だけが勝つのではなく、みんなで勝つ方法を考えなさい。」と教わりました。仕事は個人競技ではなく、みんなで目標達成の為に力を合わせなければいけません。ラグビーに魅せられたONE TEAMの精神が、その時の記憶を思い出させてくれました。

さて、世の中では急激に働き方改革が推し進められています。有給休暇5日の取得が義務付けられ、一部の業種を除いて労働時間規制も厳しくなりました。企業はもちろんのこと、働く人たちもこれまで以上に効率を考えて仕事を進めなければいけません。今期は、『豊かな人生を送るコツ』を学ぶ為にイタリアへ研修旅行に行きました。現地の方の話を聞く機会がありましたが、日本との考え方の違いに驚きました。結果が良ければプロセスは関係ない、15分程度の遅刻は気にしないなど…。結果を求めるあまり企業の不正が相次ぎ、優秀な人材が国外に流出しているとも聞きました。プロセスを重んじる日本人の真面目さが、世界から信頼されるメイド・イン・ジャパンを生み出していると、改めて実感することができました。

しかし、どこの国と比較しても日本人の自己主張は弱いと感じます。日本独特の『察する』『空気を読む』という風習が『お・も・て・な・し』のサービスを生み出しているのは間違いありませんが、意思疎通を妨げている要因でもあると感じます。来年は、東京五輪が開催され、多くの方が日本を訪れます。外国の方とコミュニケーションをとる為には、ある程度の自己主張が必要です。大事なことをきちんと伝えられる力は、働き方改革にも良い影響を与えるかもしれません。

働き方改革により仕事の合理化や機械化が進み、人同士の繋がりは希薄になっていくかもしれません。また、情報化によりお互いが顔を合わせる機会も減少することでしょう。ただ、どんなに環境が変化しても人同士の繋がりは大切です。人との関わり合いがあるからこそ悩みが生まれ、考えることで少しずつ成長しているのだと思います。【人】という字の如く、人に支えられているということを常に忘れず、感謝の気持ちを持ち続けたいものです。来年は、いよいよ二〇二〇年です。我々日本人にとって、明るい年になりそうな予感がします。日々、人との関わり合いで学ばせていただいていることを、フィデスのサービスとして還元できるよう、これからもONE TEAMの精神に習って精進致します!

今月の担当は…

総務チームマネージャー 廣山 和仁

それってドーシテ?「ポインセチアのドーシテ?」

代表取締役社長 細矢 充

幕張新都心構想から30年ーいまこそポテンシャルを引き出すときー

この度、千葉県を襲った台風15号、19号、そして21号による暴風雨により、甚大な被害を被った被災地の皆様方に、心からお見舞いを申し上げます。弊社も日本赤十字社を通じて被災者の皆様に災害義援金を送らせて頂きました。一日も早い復旧、復興をお祈りいたします。

先日、幕張メッセ30周年の記念式典にご招待を頂きました。会場内のスクリーンには、何も無かった広大な土地に国際展示場や国際会議場、イベントホールなど次々に建設される様子がスライドで映し出され、幕張の大きな変貌が脳裏に蘇り、懐かしく楽しませて頂きました。当時、千葉を代表する施設の一つ、幕張メッセの建設工事に社運を掛けてでも携わりたいとの想いは、わが社全社員の大きな願いでもありました。しかし、この工事に元請として参入する条件を満たせず、参画出来たものの下請けに甘んじたという悔しさが思い出されます。その後コンベンションビジネスの急拡大により、幕張メッセを核としたオフィスビル、商業施設、ホテル群、スタジアム等の建設ラッシュが沸き起こり、急激にインフラは整備され、国際的にも『マクハリ』の知名度は増していきました。思い返せば、その頃は毎日幕張にいたような気がします。幕張メッセは日本最大級のコンベンション・センターとして、各種のショーやコンサート、国際会議など、大小様々なイベントが開催され、商業施設も活況を呈しています。住宅や公共施設も整備され、最近は未来へ向けて更なる可能性のある街に生まれ変わりつつあります。

しかし不安を感じることも否めません。10月に、日本電設工業協会の全国会員大会で仙台を訪れ、また先日には千葉県経済同友会で埼玉を視察、翌日は経営者仲間の経営計画発表会で大阪を尋ねる、と言う目まぐるしい機会に恵まれました。行く先々で驚いたのは、仙台駅周辺は大変多くの人で賑わい、大阪ではデパートのエレベータが満員で3回も見送ったほど、埼玉川越の“小江戸”では、平日だというのにまるで縁日のように観光客で溢れかえり、大いに楽しませて頂きました。帰宅の途に就いた千葉駅周辺、果たしてこれほどの活力がふるさと千葉にあるのだろうかと。その土地の特徴を活かしたポテンシャルを引き出し、その魅力に沢山の人が集まってくれれば地域は活性化し、景気回復の糸口になるはず。幸いにもオリンピック・パラリンピック会場に選ばれた
幕張メッセ、そして幕張新都心からの東京ベイエリアは千葉の顔でもあり、ダントツの集客力と知名度を誇るディズニーランドはもとより、観光以外の分野でも活力のある産業が集積し、千葉が持つ資質の高さの所以かとも思います。広大な千葉県、未だ眠っている潜在能力を引き出し、どう開花させるかがこれからの千葉県を活性化させる鍵であり、首都圏、国際空港からの好アクセスという恩恵を存分に活かすためにも、秘められた魅力を発掘することが急務と思われます。

潜在能力の発掘という面ではわが社も同様であり、ポストオリンピックはわが社の正念場、未来に大きな影響を与える年となるでしょう。現状に甘んずることなく全社員のポテンシャルを最大限に活かし、『2020Vision Trans30!』の達成に向けて新しい波を自分達の手で湧き起こす、そして『EnjoyWorking!』の実現は、お客様への新たなサービスを創出し、それは必ずやお客様へのお役立ちに通ずると確信し、未来にむけて期待を繋ぎます。

2019年、令和元年、お陰様で、何よりも”無事これ幸い“、全社員が一年間、安全に健康に過ごすことができました。これもひとえにお客様のご愛顧と、ご家族と協力会の皆様、そしてわが社を支えて下さる全ての方々のご支援の賜物でございます。改めまして心より感謝を申しあげ、本年の御礼とさせて頂きます。

皆様におかれましても、良いお年をお迎え下さい。

フィデス株式会社
社長 細矢 充
社員一同

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