FIDESレター 2022年1月号
フィデス社長コラム「2022年のご挨拶」
明けましておめでとうございます。
皆々様におかれましては、輝かしい新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。わが社も社員一同、無事に新しい年を迎えることができました。これも偏にご愛顧くださるお客様を始めとする皆々様のお陰と心から感謝を申し上げます。 本年も何卒宜しくお願い申し
上げます。
日本には昔から受け継がれている伝統的な文化や古い習慣がまだ沢山残っています。特に年末年始には、大掃除、除夜の鐘、お節料理、年賀状、初詣などの行事が目白押しです。特に年末の大掃除は大変です。自宅には、捨てられない物が一年経っても同じ場所に残っていることが毎年のようにあります。
30 年前、わが社では「環境整備」に取り組みました。「いつか使うだろう」「まだ使える」と残した『もの』で倉庫が溢れかえっていたのです。“3 ヶ月使わないものは捨てる ” の大号令のもと、思い切って『断捨離』した結果、わが社の環境整備は格段に進みました。 断捨離の「断」は、本当に必要なもの以外を断つ、「捨」は、いらないものを捨てる、「離」とは、これはいつか使いそうという執着から離れることです。今や『断捨離』という言葉は、『もの』だけに留まらず、コロナ禍によって定着したニューノーマルにおいては『こと』にまで及びました。
多くの団体で総会が文書で決議され、安全大会が中止になり、委員会や研修会がテレビ会議システムで開催され、大変合理的になりました。これからは様々な『こと』が断捨離され、時間の有効活用や生産性の向上に繋がって行くのでしょう。一方で、本当は大切な取り組みさえも切り捨てて、自分勝手に “不要 ”としていないか反省することが多々あります。
新しい時代、形骸化した習慣や行動は勇気を持って捨てるべきだと思いますが、創業者の精神や経営理念、品質管理や安全管理などは手間暇を惜しまずにやらなければなりません。そして、不易流行を的確に見極める感性と業務の効率化が不可欠となります。
また、コロナ禍で生まれたニューノーマルやデジタル化により、新たな価値をご提供できるかが今後の企業の生命線となり「新たな信頼」の構築につながると思います。コロナ禍でお客様とのコミュケーションが希薄になりつつあります。しかし、お客様なくしてわが社の存続はありません。
2022 年、わが社は『DX改革・元年』とし、最新技術を活用してお客様とのコミュケーションをより『お客様本位』に変革させます。まずは、情報技術を駆使してデジタル化を進め、お客様に “ いつでも”“どこでも”必要な情報を必要な時にご提供出来る環境を整備いたします。その第一歩として、リニューアル中のホームページを近日公開する予定です。また「お客様の声アンケート」も QR コードを利用してご回答しやすく改良し、『お客様本位のコミュニケーション』を最優先し、これまで以上にご満足いただけるよう取り組みます。
『安心・安全な建築・生産設備をご提供する』ことが我が社の使命であり、未来永劫変わらないものです。これまでに培ってきた『信頼』を更に深めるよう、一人ひとりの技を磨き上げ、お役に立つご提案や高品質な商品・サービスをスーパースピードでご提供します新年を迎えた今日、改めてお約束いたします。
本年もより一層のご指導とご鞭撻を賜りますよう心よりお願い申し上げ、年頭のご挨拶とさせていただきます。
フィデス株式会社
社長 細矢 充
社員一同
SDGs×水素エネルギー
注目を集めつつある『水素エネルギー』
近年SDGsへの注目度が急速に高まっており、中でも温室効果ガスの排出に関しては非常に厳しい目が向けられるようになってきました。水素エネルギーは、そういった温室効果ガス対策への抜本的な解決技術として、特に注目が集まってきたといえます。水素は燃やす時に二酸化炭素を排出せず、水や石油・石炭などの化石燃料、木材やゴミなど、さまざまなものから作ることが可能です。
さらに他のエネルギーを水素に変えて貯蔵できるという特徴もあります。すでに家庭用燃料電池エネファームや、燃料電池自動車などに利用されており、コストやインフラ、制度整備など課題も多くありますが、水素社会の実現へ向けて歩み出しています。
水素エネルギー普及への課題
水素エネルギー普及を実現・構築するためには、多くの課題も立ちはだかることが現状です。最大の課題はコストです。水素エネルギーの普及が進んでいるとはいえない現在、水素を大量に調達・保存・利用するための各技術が足りていなかったり、供給インフラの整備が進んでいなかったりなどの問題点が多くあります。あらゆる資源から水素エネルギーを作り出すためには、これらの問題点を解決したうえで低コスト化を実現させなければなりません。
また、水素は一定の条件を満たすと爆発が起こるため、エネルギー源として水素を使う際には、取扱いを慎重にしなければなりません。これらを実現させるためには、水素エネルギーを活用する新たな技術の確立・普及が必要です。
フリートークコラム「みんな主役!」
Fides Freetalk Formation
新年明けましておめでとうございます。コロナ禍の長いトンネルにようやく光が差し込んできているところですが、こうして今年も無事に新年を迎えられること大変嬉しく思います。まだまだ手放しで喜べる状況ではないかもしれませんが、今年こそ日常が戻ってくると信じ、新年を明るく!元気に!スタートしたいと思います。
昨年七月二十三日、東京オリンピック二〇二〇競技大会が華々しく開会しました。色とりどりのユニフォームを着て、お互い肩を組みながら、カメラに満面の笑顔を向けながら、華麗なステップを踏みながら、神様に祈りを捧げながら、国ごとに入場スタイルは異なるけど、どの国の選手たちも堂々と前を向き、オリンピック出場を果たした喜びを全身で表現していました。開会式が始まれば、この日の為に必死で準備してきたであろうスタッフたちが、日本の魅力を存分に採り入れたパフォーマンスで式に彩りを与えていました。国同士では、私たちが知らないような揉め事や諸問題がたくさんあるのだと思いますが、オリンピックでは世界中の人々が集まり、スポーツマンシップに則り、全員で一つのイベントを成功させようと手を取り合います。そんな光景に感動を覚えたと同時に、オリンピックを開催したのは良い判断だったと思わずにはいられませんでした。
話は変わりますが、最近、プライベートではどこへ行くにも徒歩か電車を利用しています。自分の足で歩くことで空気の香りや季節感のある風を肌で感じることができ、歩くことは体や心、脳にとっても良いことなのだと実感している今日この頃です。いつも通る道に小さな自転車屋さんがあるのですが、そこの店主は、真冬でも両袖を捲り上げ、顔は油で真っ黒、いつ見ても尋常ではない台数の自転車を修理しています。私の記憶では、高校三年間で自分の自転車を自転車屋さんで修理したのは、ほんの一、二回程度だったと思います。それなのに、何故この自転車屋さんにはこれほどまでに壊れた自転車が舞い込むのか?この自転車屋さんの店主に休日はあるのか?自転車屋さんへのギモンは絶えませんが、街の隅々には、世の中の為に必死で働いている人たちが数多く存在しているようです。そういった方々のおかげで私たちの生活が不自由なく成り立っているのだと、知らない世界がたくさんあることに心が躍りました。
職場や学校、スポーツなど、どんな小さなコミュニティの中にも必ず花形ポジションが存在し、反対にあまり目立たないポジションも存在します。あまり目立たないポジションで活躍する人のことをよく縁の下の力持ちと表現しますが、オリンピックの選手たちや自転車屋さんの店主を見て、きっとそんな人は存在しないのだろうと思いました。役割が違うだけでみんなが主役であり、誰もが皆、自分の選択と行動で将来を自由に描いてきた成功者たちです。今年、私は年男になります。たくさんの夢をもち、勇気を出して挑戦することで、二〇二二年を飛躍の年にすることを新年の抱負といたします。そして、フィデス株式会社に関わるすべての方々のご多幸とご健勝を祈念いたしまして新年のご挨拶とさせていただきます。本年も、どうぞよろしくお願い申し上げます。
今月の担当は…
総務チームマネージャー 廣山 和仁
それなに建築資材「ニッチ」
今年のトレンドを大予想!「チューモク!WORD2022」
今年はどんな トレンド?
2020年に始まった新型コロナウイルス感染拡大が継続して、まだまだコロナ禍の影響が続くのではと警戒が解けない状況の2022年。『非接触』や『自動』というようなキーワードを持つ様々な商品・サービスが多く利用されると予想しています。
次世代型自動販売機
新型コロナウイルス感染拡大で非接触の需要が加わり、自動販売機への関心が高まっています。近年の自動販売機は急激な進化を遂げており、例えばAI(人工知能)やセンサー、カメラを内蔵したり、スマホアプリなど外部ツールと組み合わせたりすることで、商品をただ売るだけではないプラスアルファの機能を持たせています。
また、小さなスペースでも設置できて、接客の人件費が必要ありません。さらに技術の進歩でどんなものでも販売できる、データも取れるといった多くのメリットがあります。今後も様々な商品が次世代型自動販売機に並ぶことでしょう。
自動車の『自動運転』
自動運転とは、人間による自動車の運転の4要素、すなわち目や耳による『認知』、脳での『予測』及び『判断』、ハンドルやアクセル制御などの『操作』を、運転者に代わり、システム(制御プログラム)が行う運転です。交通事故の多くが運転者の前方不注意や操作ミスにより発生しています。そのため、このような運転操作をシステムが安全に代わってくれるのであれば、交通事故の減少が期待されています。
このほかにも、渋滞の緩和や移動手段の確保など、交通に関する課題の解決につながると期待されています。運転自動化レベルは0~5に分けられており、自動運転はレベル3・4・5を指します。レベル3の自動車では、一定の条件の下であれば、運転者がハンドルから手を離すなどしてシステムに運転を任せられるようになります。