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FIDESレター

きちんとメンテで 長く使いましょう!空調機メンテナンス-FIDESレター【2024年5月号】

FIDESレター 2024年5月号

きちんとメンテで長く使いましょう!空調機メンテナンス

空調機メンテナンス

空調機の調子は大丈夫ですか?

空調機の調子は大丈夫ですか?

気候が暖かくなってきましたが、お使いの空調機はちゃんと稼働しますか?これから夏に向けて必要不可欠となる空調機のメンテナンスは出来ているでしょうか?必要な時に十分能力が発揮できるように、オフシーズンの今、空調機のメンテナンスを行うことをお勧めします。

空調機汚れの原因

空調機本体は、壁や床、家具などに汚れが付くのと同じように、運転していなくても汚れてしまいます。汚れは室内機がある環境に大きく左右され、ホコリやカビ、料理の際に出る油や煙、タバコのヤニなどが主な原因として挙げられます。

主な空調機汚れの原因

空調機の種類と形状

空調機の形状

空調機には、外部に設置される室外機と、室内に設置される室内機がありますが、特に企業などで使われる業務用空調機の室内機は、天井埋込型や天吊型など、色々な形状があります。

その他の形は業務用で使われることが一般的です!

定期的に内部清掃を!

空調機の機種や室内の広さ、使用環境などにもよりますが、業務用空調機の適切な清掃(内部清掃)の頻度は一般的には2~3年に一度となっております。ただし、24時間営業の店舗(コンビニなど)や、長く稼動する工場などで常に空調機をフル稼働させている場合、美容室や飲食店などの店舗で空調機が汚れやすい環境である場合は頻度が高くなります。1ヶ月に1回のフィルター清掃、1年に1回の専門業者による内部清掃を行うようにしましょう。

1ヶ月に1回のフィルター清掃、1年に1回の内部清掃がおすすめ!

POINT01 空調機のフィルター清掃方法について

フィルターは定期的に掃除しましょう

業務用空調機はフィルターならご自身でも清掃が可能です。定期的に掃除をして、エアコンを清潔に保ちましょう。

①ブレーカーを落とす
①ブレーカーを落とす

漏電や感電の恐れがあるので、必ずブレーカーを切ってから掃除しましょう。

②フィルターを外す
②フィルターを外す

無理やり引っ張らず、取扱説明書の通りに丁寧に外しましょう。

③汚れを落とす
③汚れを落とす

フィルターに付着している汚れを掃除機で吸い取り、掃除機で取れなかった汚れは水洗いで流します。

④ドライヤーで乾かしたあとに天日干し
④ドライヤーで乾かしたあとに天日干し

ドライヤーでフィルターの水分をある程度乾かしたのち、天日干しをしてしっかり乾燥させます。

注意

天井が高く、高い脚立を利用しないと取り外しができない場合は、危険ですので専門業者に依頼してください!

POINT02 空調機の内部洗浄方法について

内部洗浄は専門業者に依頼しましょう

空調機を分解しての内部洗浄は、素人が無理に行おうとすると不具合や故障の原因となります。必ず専門の業者に内部洗浄を依頼してください。なお、冷暖房を使用するオンシーズン(6~8月/12~2月)は業者が繁忙期であることが多いため、オフシーズン(4~5月/10~11月)の間にご依頼することをおすすめします。

↑室内機の内部を洗浄した排水が真っ黒に。定期的に内部洗浄をしましょう。

↑室内機の内部を洗浄した排水が真っ黒に。定期的に内部洗浄をしましょう。

①分解・取外し
①分解・取外し

本体の動作確認の上、外装パネルを取り外し、エアコン内の各種部品を分解して外していきます。

②養生・洗浄
②養生・洗浄

水の飛散を防ぐために養生(シートでカバー)をします。高圧洗浄機などの機械を使い、丁寧に洗浄します。取り外した各種部品なども洗浄します。

③乾燥・組み立て・乾拭き
③乾燥・組み立て・乾拭き

すべて洗浄後、乾燥させ、元の通りに組み立て、全体を乾拭きします。

フリートーク・コラム「非常ベル」

Fides Freetalk Formation

非常ベルと言うと強盗などの非常事態発生を知らせる物も有るが、一般的なのは火災報知器のベルだろう。火災報知器のベルの目的は誰でも判ると思うが火災発生を知らせる為の物で、火災を感知して自動的に鳴動する自動火災報知設備と、火災を発見した人が手動でボタンを押さないと鳴動しない非常警報設備が有る。自動火災報知設備であっても発信機と呼ばれるボタンを手動で押して鳴動させる事も可能となっている。子供の頃に押して怒られた経験の有る人も居るだろう。また、専門的な用語では非常ベルを地区音響、火災報知器本体(受信機)がピーピー鳴るのを主音響と呼ぶ。


我々は業務上、火災報知器の設置や点検を行っているので、お客様から深夜などに「非常ベルが鳴っている。誤報だと思うから止めて欲しい」との依頼を受ける場合が有る。確かにうるさいし、止め方は一般的には解らない。復旧ボタンで停止しても再び鳴り出す事が多い。早く止めて静かに眠りたいのは良くわかる。


しかし、これは安易に停止する訳にはいかない。そう、火災報知器の音響装置が鳴動している時は先ず「火事!」と思わなければいけない。勝手に誤報(専門的な用語では『非火災報』と呼ぶ)だと判断して停止してしまい、もし本当に火災だったら、それこそ取り返しがつかない事態である。


建物全体を完全に点検できて非火災報であることが確認できる場合や非火災報発生の原因が特定できた場合を除いては直ぐに消防に通報すべきであり、非火災報であるとの判断は消防に任せるべきなのである。


火事の時に鳴る設備が鳴っているのだから火事だと思うのが当たり前な話であるが、何故か殆どの人は「きっと間違いだ。火事ではないだろう」と判断してしまうらしい。これはいわゆる『正常性バイアス』と呼ばれる心理で、普段大丈夫だから今回も大丈夫だろうと事態を過小評価して考えてしまう為らしい。


でも、火災を知らせる機械が火事を知らせているのだから、自分は真っ先に火事を疑うけどな。


深夜に近所の車の警笛が鳴り響いている。「セキュリティーの誤作動だろ。うるさいな、早く止めてくれ」と思って、ふと気づいた。これも「近所で車泥棒発生か!」と思わなければいけない筈ではないか。これも正に『正常化バイアス』。誰しも有るものらしい。恐るべし。

非常ベル

今月の担当は…

つくばサテライト チームリーダー
清水 克朗

つくばサテライト チームリーダー 清水 克朗

それってドーシテ?「ティッシュのドーシテ?」

それってドーシテ?「ティッシュのドーシテ?」

代表取締役社長 細矢 充

フィデス社長コラム 巡り合せから”価値創出”

今春、わが社に男性2名・女性1名の新卒者3名を迎えました。フレッシュな若手に大きな期待をしています。昨年の新入社員5名は、一年間現場管理のバックオフィスを経験し学び、各部署に羽ばたいていきました。夫々の得意技を活かし、大きな戦力となって活躍すると確信しています。

40年前に入社した私は当時、右も左も解らない中で、必死に協力会社に知識や段取りについて食らいつきながら、現場管理が出来る喜びを感じていたことを思い出します。当時わが社は、30名に満たない社員で、売上高は約8億円でした。その内訳はほとんどが電気設備工事であり、顧客は創業以来ご贔屓を頂いている安定顧客と各種官公庁でした。現在、創業以来のお客様との関係性を維持しつつ、新たな直接顧客を開拓し、地域密着型のサービスを提供することで、売上高25億円を達成することが出来るようになりました。

2000年頃を境にわが社の顧客対応力に信頼を寄せてくださるお客様から「面倒だから、電気工事だけでなく、空調工事もお願いしたい」との声を多く頂き、ワンストップサービスへの期待が高まっていました。空調工事は不慣れな分野で外部に依存していました。念ずれば花開くの言葉どおり、新たな出会いに恵まれて空調衛生技術者が入社したことで、事業拡大が加速しました。これを機に空調衛生設備の積極的な営業を展開しましたが、なかなか引き合いが得られません。どうも城南電設の電気工事への真面目一徹な姿勢が空調衛生設備のイメージと結びつかないようでした。

そしてわが社のもうひとつのターニングポイントは、2008年。60年近く継続した「城南電設企業」から信頼を意味するラテン語の「フィデス」へと社名を変更したことにあります。

社名変更後、空調衛生設備工事の引き合いを頂けるようなり、創業以来、『緊急時24時間365日対応』という伝統的なサービスを核として、電気工事、空調衛生工事、計装工事、建築リニューアル、保安管理や設備点検に至るまで、お客様のあらゆるニーズに応じる『ワンストップサービス』をご提供出来ようになりました。

わが社が提供するサービスは、精鋭の社員や協力会社様によって実現されています。優れた人財が集まることで、お客様の要望に応じたサービスを提供し、新たなフィデススタイルを形成する源となっています。社員一人ひとりが主役となり、個々の個性と才能を活かして、既存の技術と融合してこれまでにない新しい価値を創出し、お客様に貢献し続けることを目指します。どんな巡り合わせが新たなサービスにつながるか楽しみです。どうぞご期待ください。

hosoya
設備DEQ
編集後記
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